前回より、随分と時間が開いてしまいました。
筆不精なんです。文章もイラストも。(汗)
さて、幾つかのサイトを運営している私ですが、
そろそろまた新しいファンタジー作品のファンサイトを作りたくなってきました。
そもそもの計画では「レディ・ガンナー」がヒットして、
このサイトがガンガンとアクセス数を稼ぐつもりだったのですが、見事に当てが外れてしまい、
「1日20アクセスが理想」のこじんまりとしたサイトへと路線変更してしまいました。
しかし、やはり「話題作のサイトをガシガシ作りたい」という思いは消えません。
既に「オーフェン」「フォーチュン・クエスト」「ブギーポップ」の大きなサイトを持っているとはいえ、
3ジャンルとも人気のピークは過ぎてしまっています。
かと言って今更「スクラップド・プリンセス」や「フルメタル・パニック!」「ラグナロク」のサイトを作って
流行の追従をするのも柄じゃありません。
まだ誰も注目していない、やがてヒットする作品のファンサイトを作りたい。
とまぁ、なんとも刹那的な欲求ではあるのですが、
サイトのネタになりそうな作品を探している今日この頃なのです。(笑)
そんな私が今密かに(をぃ)注目しているのが、神坂一さんの新シリーズ「クロスカディア」です。
注目の理由、その1。
作者の神坂一さんが「スレイヤーズ」「ロスト・ユニバース」などのヒット作で知られる人気作家であること。
もはや新鮮味はないですが、90年代前半をリードしたシリアス&ギャグな作風は、今でも充分面白いです。
設定もしっかりしていて、薀蓄には事欠きません。
注目の理由、その2。
刊行されるレーベルが富士見ファンタジア文庫であること。
神坂一さんの作品の場合、角川スニーカー文庫から出ている
「日帰りクエスト」「闇の運命を背負う者」「シェリフスターズ」はあまり売れていませんが、
富士見ファンタジア文庫からであれば必ずヒットしています。
作品の内容がどうこうではなく、売り方の問題なのですが。
注目の理由、その3。
富士見ドラゴンマガジンの予告特集を読む限り、「異種族間の対立と共存」がテーマであるらしいこと。
私、目が無いんですよ、こういうの。(笑)
私のハンドルネーム「ぎをらむ」は、「日帰りクエスト」からの引用なのですが、
「日帰りクエスト」も「異種族間の対立と共存」がテーマでありました。
(「レディ・ガンナー」もそうですよね。)
そもそも神坂一さんの作品は「スレイヤーズ」「ロスト・ユニバース」「闇の運命を背負う者」の様に、
「異種族間の抗争に対し、主人公が疑問を持つ」という形をとることが多いのですが、
「クロスカディア」も例外ではないようです。
注目の理由、その4。
人気が集中する可能性があること。
「クロスカディア」は雑誌連載されず、書き下ろし単行本のみのシリーズになるようです。
これは痛いです。できれば部数の多いドラゴンマガジン誌で連載して欲しかったところです。
しかし現在、富士見ファンタジア文庫では神坂一さんの長編作品は「クロスカディア」のみ。
雑誌連載の短編作品「スレイヤーズすぺしゃる」がいまだ一定の人気を保っていますが、
この支持層の多くは富士見ファンタジア文庫/ドラゴンマガジンは買っても、
角川スニーカー文庫にまで手を回そうと思っていません。
かつての「スレイヤーズ」「ロスト・ユニバース」ファンの大半は、
今のところ新たな神坂一さん作品に食指を動かそうとはしていないのです。
しかし富士見ファンタジア文庫から長編作品「クロスカディア」が出たらどうでしょう?
とりあえず買う人は多いでしょうし、オーソドックスですが確実に笑える神坂一さんの作風が健在であれば、
ヒットの確率は低くないのではないでしょうか。
富士見ファンタジア文庫内でのライバルとなる
「フルメタル・パニック!」「スクラップド・プリンセス」も大ヒットにはなりそうもないですし
(「フルメタル・パニック!」はひょっとしたらTVアニメでさらにブレイクするかも?)、
「エンジェル・ハウリング」も今しばらくはブレイクしそうにないので、
「クロスカディア」に人気が集中するかも知れません。
逆に躊躇する点もあります。
例えば仮に「クロスカディア」が富士見ファンタジア文庫を支えるようなヒットになったとしたら、
それは同時に、新たな方向性を見出せなかった富士見ファンタジア文庫の行き詰まりを露呈することになるでしょう。
というか、「かつての覇者富士見ファンタジア文庫も、今やその程度か」
と論者から鼻で笑われるかな。(^^;
でも、まぁ、そうなった時には「売れたもん勝ちやぁ!」と開き直ってサイトを作ろうと思っています。
タイトルは「オーソドックス」とか「マンネリ」にでもしましょうか。(笑)
とにもかくにも、まず11月20日発売の単行本「クロスカディア1 月メグル地ノ来訪者タチ」を読んでみましょう。
つまらなかった時はどうするかって?その時は捨てれば良いんです。
消費者の選択に耐え得ないものは売れない。資本主義経済の基本でしょう。(外道)
では今回はこの辺りで失礼をば。