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紅魔女のルーツを求めて | ||
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「望園鏡」のキャラ相関 |
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「デル戦」「紅魔女」のキャラ相関 |
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これらを見比べ、また「望園鏡」の中でのエピソードを考慮することで、幾つかの推測ができると思います。
まず、「望園鏡」には「小次郎⇔サラ」と「クレア⇔キャス」という2つの同盟軸があり、
実はこの2つが後の「デル戦」と「紅魔女」の出発点になっているのではないかということ。
血縁関係から見て、デルフィニア王バジルはドゥルーワ王の元キャラであること。
赤髪で大女の傭兵クレアはバジル王と結婚しますが、
これは傭兵と国王という地位を入れ替えると、女王ジャスミンと海賊ケリーにそっくりです。
カーラは娘のジョウラを誘拐されて自ら救出に向かいますが、
これはジャスミンがダンを救出に行くエピソードの元になったのではないかということ。
これに定説である「小次郎→リィ」「サラ→シェラ」「クレア→ジャスミン」「キャス→ジンジャー」の関係を合わせて
表にまとめると次のようになります。 |
「デル戦」「紅魔女」の元キャラ(推測) | |
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「望園鏡」のキャラ | 「デル戦」「紅魔女」のキャラ |
バジル | ドゥルーワ、ウォル、ケリー |
クレア、カーラ | ジャスミン |
小次郎 | ウォル、リィ |
サラ | シェラ |
キャス | ジンジャー |
どうです?これで主役級は大方カバーできたのではないかと思います。
それから・・・リィとウォルは婚姻関係で、ジャスミンとケリーは同盟関係なんじゃないかという話もあるので
一概には言えないのですけれども、
同盟関係の多い「デル戦」よりも、むしろ血縁関係の多い「紅魔女」の方が、
「望園鏡」の名残を残している様に見える気がするのですがどうでしょう?(笑)
これに対して商業誌の「デル戦」から、もしくは「紅魔女」から読み始めた人にとっては、
2つの話が1つに合わさるのは(ラー一族という伏線があったとは言え)極めて強引な展開に見えてしまった。
この作者と読者の認識の違いが、「暁の天使たち」のあの問題のあとがきを産んでしまったのではないかなぁ、
とか思う今日この頃。
それにしてもルウは謎の存在です。
「望園鏡」には元キャラが見当たらず、それでいて「デル戦」と「紅魔女」を繋ぐ重要な位置にいます。
しかも現時点で弱点のないスーパーキャラ。
ラー一族や惑星ボンジュイについての詳しい説明が出てくれば、
ルウにも弱点が見つかるかも知れませんが・・・、
ファンの1人として、彼が前面に出てくることでストーリーが破綻してしまうのではないかと不安です。
そもそも今回キャラの相関を調べ始めたのも
「ルウは本当にこんなバランス悪いキャラで大丈夫なんだろうか?
『望園鏡』を調べれば、何か安心できる材料は出てこないだろうか?」
と思ったからであります。
本当に第3部は大丈夫ですよね、茅田さん?信じてますよ。(笑)
それでは今回はこの辺りで失礼いたしまする。 |